軍への復帰を求め提訴したピョンさん。しかし、初公判を1か月後に控えていた今年3月、自ら命を絶ちました。支援団体は、ピョンさんの死を“社会的な殺人だ”と指摘します。
「ピョンさんはトランスジェンダーだから恩恵がほしいと、新たな居場所を作ってほしいと言ったわけではありません。ありのままの姿で生きたいと望んだだけなのに、一人ではとても背負えない社会的な批判を受けました。社会はピョンさんを守るどころか、崖っぷちに追い込みました」(軍人権センター キム・ヒョンナム事務局長)
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トランスジェンダーであり、軍人でありたいと社会に発信していたピョン・ヒスさん。遺族や支援団体はピョンさんの遺志を受け継ぎ、活動を続けています。
「自分はトランスジェンダーだけど、軍人にも警察官にも教師にもなれる。どこにでも存在して自分がやりたいことを他の人と同じようにできると、ピョンさんは自分をさらけ出して見せたかったのだと思います。ピョンさんが望んでいたことが決して不当ではなかったと、韓国社会で受け入れられないものではなかったと証明したいです」(軍人権センター キム・ヒョンナム事務局長)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b18d14b5e287650e0b6ea41e8209d19d1ed6b7e